暮らしを更新する

何度目かの横浜トリエンナーレ。派手ではないのに惹かれる作品が多くて、よかった。おすすめです。ときおり聞こえてくる会話から察するに、普段あまり現代アートに触れる機会のない人たちも多いらしく、街に馴染んで来た様子がうかがえる。敷居が低くなるのはきっといい事。見切れなかったので、近いうちにまた来ようと思う。

そう言えばいつからか、三年に一度のこの展覧会にくるのが、東京暮らしを更新する私的イベントのようになっている(開催は横浜なのだけれど)。まるでチケット代が更新料みたいなイメージ。

三年前。昨日のようで、遥か昔みたいで、何を考えていたかなんてさっぱり思い出せない。嬉しいことも、悲しいことも、そうやって身勝手に日々に染み込んでいってしまう。思い出すことさえ忘れた頃に、誰かとの会話の中で、かつての自分の言葉に再会することもある。

三年後どころか、ある意味、明日のことだって予想がつかないし、そうありたいとも思う。生きること、を更新して行こう。更新料は払ったけど、その頃にはどこで何をして、何を思って暮らしているんだろうね。君も僕も。

三年後の東京はオリンピックか。なんだか嘘みたいだ。